国土交通省から、
高速道路無料化を行う区間が発表されました。
対象は交通量の少ない地方を中心に37路線50区間で、
・無料化しても渋滞しにくい
・新たなCO2の増加につながらない
・公共交通機関に配慮する
などの条件が設けられていました。
休日料金上限1,000円の時に高速の渋滞情報を調べ、渋滞の発生していない区間が、今回の無料化実験に選ばれたそうです。
開始は
6月をめどに、
平成23年3月末までが無料化期間となります。(料金徴収システムの改修等により開始日未確定)
全車両が対象です。
■高速道路 無料区間一覧
【北海道】
道央道 = 士別剣淵―岩見沢
深川留萌道 = 深川西―深川JCT
道東道 = 本別・足寄―占冠、夕張―千歳恵庭JCT
日高道 = 沼ノ端西―苫小牧東
【東北】
青森道 = 青森東―青森JCT
八戸道 = 下田百石・八戸―安代JCT
秋田道 = 八竜―秋田中央
日本海東北道 = 河辺JCT―岩城
東北中央道 = 横手―湯沢、東根―山形上山、南陽高畠―米沢北
釜石道 = 東和―花巻JCT
山形道 = 酒田みなと―湯殿山、月山―山形北
【北陸】
日本海東北道 = 荒川胎内―新潟中央JCT
【関東】
東水戸道路 = ひたちなか―水戸南
八王子バイパス = 打越―相原
新湘南バイパス = 藤沢―茅ケ崎海岸
西湘バイパス = 西湘二宮―箱根口・石橋
箱根新道 = 山崎―箱根峠
中央道 = 大月JCT―須走
中部横断道 = 双葉JCT―増穂
【中部】
西富士道路 = 西富士―富士
安房峠道路 = 中ノ湯―平湯
伊勢道・紀勢道 = 津―伊勢・紀勢大内山
【近畿】
舞鶴若狭道 = 小浜西―吉川JCT
京都丹波道路 = 丹波―沓掛
【中国】
松江道・山陰道 = 米子西―東出雲、松江玉造―出雲・三刀屋木次
岡山道 = 北房JCT―岡山JCT
浜田道・山陰道 = 江津・浜田―千代田JCT
広島呉道路 = 仁保―呉
【四国】
松山道 = 松山―大洲、大洲北只―西予宇和
高知道 = 高知―須崎東
【九州】
八木山バイパス = 穂波東―篠栗
東九州道 = 築城―椎田、宇佐―日出、大分米良―佐伯、延岡南―門川、西都―清武JCT、末吉財部―加治木
大分道 = 日出JCT―速見、大分―大分米良
西九州道 = 武雄JCT―佐世保中央
長崎バイパス = 古賀市布―川平
南九州西回り道 = 八代JCT―日奈久、市来― 鹿児島西
【沖縄】
沖縄道 = 許田―那覇
民主党のマニュフェストを果たした事になるのかどうか…。
1,000円でも渋滞の発生しない区間って、あまり使われていない道路かもしれません。通行が少なければ無料にしてもあまり関係ないよねって感じ…。無料にしてもあまり変化がないのでCO2の排出も少ないはず…それって意味あるの?
という連想ができるわけですが…。
しかし
『箱根新道=山崎―箱根峠』の区間は熱いかも。ここのバイク率は異常→そりゃ渋滞しないよ。あと微妙に高速道路が繋がってないところなので1,000円と関係なかったし。そして休日の箱根湯本付近の渋滞状況からすると…カオスの予感。
でも高速道路を無料化したってCO2排出量は増える一方だと思いますがね。
誰が利用を思いとどまることか…。
そしてJRやバスといった他の交通機関が苦しくなるだけですね。なんとか再建させたいJALなんていう空の便も対立する立場のはずですよ。
それよりマイカーの通行を規制して、
「電車+バス」の利用を推進する方がCO2的にはよいかと。
誰かの発言ですが、「電気自動車の高速料金を無料にすればいいじゃない。」とかよさげ。
あと、現行のETC搭載の乗用車→上限1,000円を止めるという話を(どこかで)みみにしました。
替りに上限を大型車5,000円、普通車2,000円、軽自動車1,000円にするとか。
これは今回の無料化や料金変更にETC搭載の有無は関係がなくなり、全車両が対象とります。ETC搭載の普通車は実質値上げ?(ちなみにバイクは軽自動車と同じ)
■
無料高速道路37路線発表 地方中心に全体の18%■
37路線50区間が対象=6月めどに高速道路無料化-地方中心に限定実施へ・国交相■
平成22年度 高速道路無料化社会実験計画(案)について■
6月めどに高速道路無料化■
高速道路の上限料金制 「普通車2000円」で最終調整■
無料化される高速道路37路線がどこにあるのかよくわかる地図を国土交通省が公開中