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ネットワーク経路を表示する「traceroute」コマンド⇒Windowsでは「tracert」

URL:http://bit.ly/qlS1UH
「traceroute」コマンドとは、PCやサーバから宛先IPまでの経路(ルート)を調査するときに使用するコマンドです。この経路とはネットワークを構成しているルーター(ゲートウェイ)のことで、宛先IPに到達するまでに経由するルーターを一覧に表示します。

おもな用途としては、pingでの動作が正常でなかった場合など、経路情報を調べることでPC自身や経路上のルーターが正しく設定されているか、どのルーターまで到達できるのかが分かります。各ルータとのレスポンス時間なども表示されるので、経路上のボトルネックを調査する目的でも使用できます。

●Windowsの場合
使用法: tracert [-d] [-h maximum_hops] [-j host-list] [-w timeout]
[-w timeout] [-R] [-S srcaddr] [-4] [-6] target_name

オプション:
-d アドレスをホスト名に解決しません。
-h maximum_hops ターゲットを検索するときの最大ホップ数です。
-j host-list host-list で指定された緩やかなソース ルートを使用します
(IPv4 のみ)。
-w timeout timeout ミリ秒間、応答を待ちます。
-R 往復のパスをトレースします (IPv6 のみ)。
-S srcaddr 使用するソース アドレスです (IPv6 のみ)。
-4 IPv4 の使用を強制します。
-6 IPv6 の使用を強制します。

●Linuxの場合
使用法: traceroute[ -dFInrvx][ -g ゲートウェイ・リスト][ -i インターフェイス][ -f 初期TTL値][ -m 最大TTL値][ -p ポート番号][ -q 試行回数][ -s 送信元アドレス][ -t TOS][ -w タイムアウト時間] 対象ホスト(ホスト名ま たはIPアドレス)[ パケットサイズ]

オプション:
-d デバックモードで動作する。
-F IPパケットの分割(フラグメント)を禁止する。
-I UDPパケットではなく、ICMP Echo Requestを用いる。
-n 出力をIPアドレスのみに抑制する。(DNS逆引きを行わない)
-r ルーティングテーブルを無視して直接パケットを指定したホストに転送するように指示する。すなわち、同一の物理ネットワーク上に目的のホストがない場合はエラーになる。
-v 詳細モード。
-x ICMPのCheckSumの評価を行う。
-g 経由すべきゲートウェイ(ルータ)のアドレスを最大8個まで指定できる。ただし指定されていないゲートウェイも経由できる。(loose source routed)
-i 指定されたインターフェイス(ネットワークカード名)を用いて実行する。
-f 使用するTTLの初期値を指定する。つまりこの初期値のホップ数のゲートウェイからの表示となる。
-m 使用するTTLの最大値を指定する。つまりこの最大値のホップ数のゲートウェイまでの表示となる。
-p 使用するUDPパケットのポート番号を指定する。(DPパケットを使用する場合のみ)
-q 1つのゲートウェイに対する試行回数を指定する。デフォルトは3。
-s 指定されたIPアドレスから実行する。(Source Addressを指定する)
-t パケットのTOS(Type Of Service:サービスタイプ)を指定された値に設定する。
-w タイムアウト時間を指定する。単位は秒。デフォルトは5秒。


LANプロトコルトレーニング > OSによってちょっと違うトレースルート
traceroute(tracert)~ネットワークの経路を調査する
TRACERTコマンド
tracertでネットワークの経路を調査する

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