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Oracleをインストールした後、コンピュータをドメインに加えたらEnterprise Managerが起動しなくなった。

URL:http://bit.ly/oB7Jh3
OracleDBConsoleの関連フォルダは「OC4J_DBConsole_コンピュータ名(またはIPアドレス)_インスタンス名」と決まっているらしく、コンピュータ名の変更やドメインの変更があると起動しなくなるようです。
図1-2 Oracle Database 10gインストール内の重要なEnterprise Managerのディレクトリ


Agent process exited abnormally during initialization.OracleDBConsoleのサービスが起動できない場合、「Agent process exited abnormally during initialization.」というメッセージのエラーがイベントログに記録されています。


> set ORACLE_SID=《インスタンス名》
> emctl start dbconsole
サービスからは[開始]を押しても失敗するだけでどうにもなりませんが、コマンドで実行すると具体的なエラーの内容が表示されます。
OC4J Configuration issue. D:\oracle\product\10.2.0\db_1/oc4j/j2ee/OC4J_DBConsole
_《コンピューター名》_《インスタンス名》 not found.
DBConsoleを開始するコマンドを入力すると、DBConsoleのファイルが無いそうです。しかし、ドメインを設定する前に動作していた時のものがあったので、フォルダをリネームしました。
EM Configuration issue. D:\oracle\product\10.2.0\db_1/《コンピューター名》_《インスタンス名》 not found.
次はEnterprise Managerのファイルが無いというエラーだったので、同じように変更前動作していた時のものがあったのでリネームしました。

cmdファイルの内容が変わっていないのでエラーが出たりするかと思いましたが、そのまま動き出しました。


Enterprise Manager Configuration Assistant(EMCA)を使用してリポジトリの再構築というのを行うそうです。
> emca -config dbcontrol db -repos recreate

再構築するとポート番号も自動的に変わるとか。
まぁポート番号を変更するコマンドもあるので対応可能です。
> emca -reconfig ports -DBCONTROL_HTTP_PORT 1158


データベース・ホスト名またはIPアドレス変更時のEMCAの使用方法
データベース・ホスト名(ドメイン名を含む)またはIPアドレスが変更された場合は、構成を解除した後、リポジトリ作成のコマンドを使用してデータベース・コンソールを再構成します。次のコマンドを実行します。
emca -deconfig dbcontrol db -repos drop
emca -config dbcontrol db -repos create
または
emca -deconfig dbcontrol db
emca -config dbcontrol db -repos recreate


Enterprise Manager Configuration Assistant(EMCA)
OracleMaster11g講座 トラブル報告 - らんすの本棚
Oracle11g (64bit版) EMDC の起動に失敗!(EMCA でリポジトリ再構成)
Oracle DBConsole が起動しない: Day2day Opportunism
Oracle Intelligent Agent ユーザーズ・ガイド リリース9.2[PDF]
Oracle Technology Network (OTN) Japan - 掲示板 : コンピュータ名を変更したらサービスが起動しない
Oracle Technology Network (OTN) Japan - 掲示板 : oracleDBCOnsoleのサービスが開始できません
DBConsole for Oracle Enterprise Manager: 猫目的日々
コマンドを使った起動・停止操作
Oracle Database Net Services管理者ガイド 10gリリース2(10.2)
Oracle Enterprise Manager アドバンスト構成 10g リリース3(10.2.0.3.0)


[SQLServer]ミラーリングとレプリケーションの違い

URL:http://bit.ly/eSmE8q
SQLServerの機能でミラーリングとレプリケーションとがあるが、どう違うのか?

ストレージの世界ではミラーリングはローカルに接続された複数の記憶装置を使って、それぞれの記憶装置に同じ情報を記録することを言い、レプリケーションはリモート接続等を使用し、遠隔地のシステムに同一の情報を保持させることを言う。情報が反映されるまでの時間で言うとミラーリングは同時・即時であり、レプリケーションでは必ずしもすぐにとは限らない。

データベースの世界ではミラーリングでは、データベース(インスタンス)のコピーを複数のコンピュータに配置される。クライアントがデータベースにアクセスし変更を加えると、他のコンピュータに配置されたデータベースにも変更が反映される。コンピュータ毎に分散配置されたデータベースはそれぞれが完全なのもとなっており、障害によりデータベースが失われても他のコンピュータ上のデータベースが引き継ぐことが出来る。

レプリケーションの場合、コピー対象はデータベース単位以外にも様々な指定方法があり、必要な部分のみのレプリケーションが可能である。更新が反映されるまでの時間は随時ではなく設定されたタイミングで同期が行われる。また同期の方法についてもいくつか種類があり、利用方法によって選択できる。

注意すべき点としてパブリッシャとサブスクライバとで扱う情報が異なり、ミラーリングのように片方に障害が発生したときに肩代わりすることは出来ないということがある。あくまでもパブリッシャはレプリケートされるデータの提供を行い、サブスクライバはレプリケートされた情報のみを扱う。

■まとめ
・データベースの可用性を上げたい! ⇒ ミラーリング
・小規模、範囲の限定、負荷分散、遠隔地間の同期 ⇒ レプリケーション

SQL Server 2005 データベース ミラーリングレプリケーション
SQL Server 2008 - レプリケーション
SQL Server 2008 R2 - データベース ミラーリング
SQL Server 2008 R2 - SQL Server のレプリケーション
レプリケーションおよびデータベース ミラーリング
ミラーリングとレプリケーション(SQLServer2005環境)の違い
Wikipedia - レプリケーション


質問:「sp_MStablespace」の「DataSpaceUsed」って単位はキロバイトですか?

MS SQLServerでテーブルの使用量を調べるストアド「sp_MStablespace」っていうのがあるのだけれど、得られる結果「DataSpaceUsed」単位って何なのでしょう。バイト、キロバイト、メガバイト?

クエリアナライザでストアドを実行して確認。
exec sp_MStablespace "dbo.Table1"
・新規でテーブルを作って⇒0
・ちょっとデータを入れて⇒8
・300行くらい挿入して⇒144

1文字入れただけで1バイト以上にはなるので、単位としてバイトは流石にないし、MBだと大きすぎる気がします。やはりキロバイトでしょうか。

mikehibm2005 様のSQLServerのDB内の全テーブルのデータ容量を表示するで公開されているSQLでは、実行結果を表示する部分で
(T_DATA+T_INDEX) / 1024 AS TOTAL_MB
とされています。テーブルとインデックスの容量を足して1024で割るとメガバイト。ということは元の数値はキロバイトという認識です。

ちょっとだけ関連するかと…。⇒ストアド「sp_MStablespace」を実行したとき常に正しい行数が取得できるとは限らないようです。定期的に調べた結果をどこにまとめているのでしょう。ストアド「sp_MStablespace」を実行する前に、
DBCC UPDATEUSAGE データベース名
を実行しておくとページと行のカウントが更新され、正しい結果が返って来るそうです。
※SQL Server 2000からアップグレードした場合、最初に実行しておくこと。以後適切に管理されます。
※SQL Server 2005以降では「DBCC UPDATEUSAGE」を定期的に実行しません。
※大規模なDBでは処理に時間がかかります。

【SQL Server】テーブルの使用量を確認する
SQLServerのDB内の全テーブルのデータ容量を表示する
ディスク使用量の概要レポート - MSDN
【SQLServer】 行数の取得
DBCC UPDATEUSAGE (Transact-SQL) - MSDN


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