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USBメモリーの故障

セキュリティ対策でUSBマスストレージの使用が制限されていても、数GB単位のデータの移動が必要な場合だとUSBメモリーを使いたい。
使用する度(長くても1週間単位)に利用申請を出す。
暗号化できるUSBメモリーを使用する。
上記の規定を設けてデータを移動したりしています。LANを直接繋ぐよりセキュリティは硬いです。

しかしUSBメモリーには寿命というか故障することがあります。
聞くところによると、数週間でファイルが読めなくなったので新しいものを購入した。
別のメーカーのUSBメモリーも使ってみた…。という話です。
フラッシュメモリーの記録素子には二種類あり、USBメモリーで多く使われているのはMLCのはず。
SLC
  値段が高い、読み書きが早い、容量が少ない。書き込み上限回数は10万回。
MLC
  値段が安い、読み書き遅め、大容量。書き込み上限回数は1万回。
MLCだと1つのセルに対して約1万回が書き込み上限となっています。それでもぴったり1万回目で壊れるわけないし、すぐに壊れたりとかあるでしょう。たまたまそれが現在使用しているセルだった場合にファイルが壊れたということになります。ファイルのデータ部分が壊れた場合、特定のファイルが読めない、書き込まれているデータが間違っているなどの症状になります。もしファイルシステムを書き込んだ部分が壊れると複数のファイルが無くなったり「フォーマットされていません」となるのでしょう。