「自転車の安全利用の促進に関する提言」
去年の4月に「道路交通法の改正で、自転車は車道を走れなくなるかもしれない」という話題がありましたが、それから少し経って形になってきたみたいです。
概要を読むと「自転車の車道通行を原則とする」「限定した自転車については歩道通行を認める」「自転車走行環境の整備を行なっていく」「歩行者の安全確保に配慮した、実効性のある具体的なルールを整備」「幅広い対象に自転車安全教育を実施」「悪質・危険性の高い自転車の交通違反に対して積極的な検挙措置」などが挙げられています。
自転車の利用をスポーツ的なものと日常の足という、速度域によって2つに分ける捉え方でルールを設定しようとしているみたいです。自転車は原則車道通行可なので、ロードバイクで車道を走るのは問題ないわけです。そして子供や高齢者、買い物目的の場合は歩道を通っても良い。…まぁ今の現状をルールとして明文化したと思えます。
自転車の走行環境の整備については、今後地域の関係者と話し合いを持ちながら整備していこうということで、自転車道や自転車通行帯の整備が進むそうです。
車線の多い広い道路だと自転車通行帯の整備も楽ですが、車がすれ違うだけで精一杯の道路とか難しそうです。その場合、一方通行に設定して一車線を確保、それを自転車通行帯、歩行者通行帯に割り当てるという感じで整備が進むのでしょうか?
現状では自転車通行帯を歩行者が気にせずに歩いていたり、自転車が停めてあったりと住み分けが浸透していない感じです。通行帯の整備も良いですけど、商店街での自転車の駐車スペースを大きくとるということも必要だと思います。各店舗で用意するより地下に大きな駐輪場がある方が商店街では良いかなと思います。
あとは新しい交通ルールの浸透に力を入れるということで、自転車通行帯を整備しても間違った使い方だと不便だし安全ではなくなります。そして交通違反に対する検挙が厳しくなる。ロード乗りが信号を無視して横断すると「ちょっと署まで…」ということになるのかな。「自治体やボランティアによる街頭指導」が項目に上がっていることから、路上駐車の監視員みたいな人が配置されたりすることになってくるのでしょうか…。
私の感想としてはこの方向性はOKです。道路交通法の改正の成果を見るということで、自転車通行帯の整備された場所・地域や、どれくらいの交通違反による検挙が行なわれたか、またその内容について等について確認できるホームページがあると良いと思います。
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■警察庁 - 「自転車の安全利用の促進に関する提言」について [H18.11.30 掲載]
・提言 http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku71/20061130-1.pdf
・資料 http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku71/20061130-2.pdf
・概要 http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku71/20061130-3.pdf
・要旨 http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku71/20061130-4.pdf
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P.S. 提言の中で「自転車が車道を通行することが特に危険な場合は、当該道路の自転車通行を禁止することなどの措置を講ずること」という文章があることなどから、警察は「車道からの自転車締め出し」を狙ってるという話をmixiで聞きました。危険かどうかの判断は警察がするわけで、全部の道路が危険といえば危険という、かなり大雑把な捉え方もできるとか…。とりあえず歩道を通行可にしておいてから、車道は危険ですね→通行規制という2段構え…。
まぁ私としてはこれからも走れるところを走ると思う。
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■疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」 - 【続報】真面目に憂慮すべき271号
http://www.melma.com/backnumber_16703/
概要を読むと「自転車の車道通行を原則とする」「限定した自転車については歩道通行を認める」「自転車走行環境の整備を行なっていく」「歩行者の安全確保に配慮した、実効性のある具体的なルールを整備」「幅広い対象に自転車安全教育を実施」「悪質・危険性の高い自転車の交通違反に対して積極的な検挙措置」などが挙げられています。
自転車の利用をスポーツ的なものと日常の足という、速度域によって2つに分ける捉え方でルールを設定しようとしているみたいです。自転車は原則車道通行可なので、ロードバイクで車道を走るのは問題ないわけです。そして子供や高齢者、買い物目的の場合は歩道を通っても良い。…まぁ今の現状をルールとして明文化したと思えます。
自転車の走行環境の整備については、今後地域の関係者と話し合いを持ちながら整備していこうということで、自転車道や自転車通行帯の整備が進むそうです。
車線の多い広い道路だと自転車通行帯の整備も楽ですが、車がすれ違うだけで精一杯の道路とか難しそうです。その場合、一方通行に設定して一車線を確保、それを自転車通行帯、歩行者通行帯に割り当てるという感じで整備が進むのでしょうか?
現状では自転車通行帯を歩行者が気にせずに歩いていたり、自転車が停めてあったりと住み分けが浸透していない感じです。通行帯の整備も良いですけど、商店街での自転車の駐車スペースを大きくとるということも必要だと思います。各店舗で用意するより地下に大きな駐輪場がある方が商店街では良いかなと思います。
あとは新しい交通ルールの浸透に力を入れるということで、自転車通行帯を整備しても間違った使い方だと不便だし安全ではなくなります。そして交通違反に対する検挙が厳しくなる。ロード乗りが信号を無視して横断すると「ちょっと署まで…」ということになるのかな。「自治体やボランティアによる街頭指導」が項目に上がっていることから、路上駐車の監視員みたいな人が配置されたりすることになってくるのでしょうか…。
私の感想としてはこの方向性はOKです。道路交通法の改正の成果を見るということで、自転車通行帯の整備された場所・地域や、どれくらいの交通違反による検挙が行なわれたか、またその内容について等について確認できるホームページがあると良いと思います。
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■警察庁 - 「自転車の安全利用の促進に関する提言」について [H18.11.30 掲載]
・提言 http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku71/20061130-1.pdf
・資料 http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku71/20061130-2.pdf
・概要 http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku71/20061130-3.pdf
・要旨 http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku71/20061130-4.pdf
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P.S. 提言の中で「自転車が車道を通行することが特に危険な場合は、当該道路の自転車通行を禁止することなどの措置を講ずること」という文章があることなどから、警察は「車道からの自転車締め出し」を狙ってるという話をmixiで聞きました。危険かどうかの判断は警察がするわけで、全部の道路が危険といえば危険という、かなり大雑把な捉え方もできるとか…。とりあえず歩道を通行可にしておいてから、車道は危険ですね→通行規制という2段構え…。
まぁ私としてはこれからも走れるところを走ると思う。
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■疋田智の「週刊 自転車ツーキニスト」 - 【続報】真面目に憂慮すべき271号
http://www.melma.com/backnumber_16703/