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スタンフォード大で「全二重無線」が開発されたそうです。

URL:http://bit.ly/e1rRPK
Full-Duplex Wireless Design、全二重無線スタンフォード大学で開発された「全二重無線機」は送信用のアンテナを2本、受信用のアンテナを1本持つ仕組みだそうです。

送信用アンテナを離して置き、その電波が干渉して減衰する位置にに受信用アンテナを設置することで、自分の発信が受信に影響しないようにします。すべて打ち消せるわけではなく、さらにノイズキャンセリング回路を用い、自己干渉を~50dbとしたそうです。これを使った無線通信で84%のスループット向上が得られました。

2本の送信アンテナ、その間に置く1本の受信アンテナの組み合わせが今回のキモでしょうか。中間に置くわけではなく、中間から周波数の半分ほどずらした位置が良いようです。

複数のアンテナを使う無線技術で「ダイバシティアンテナ」がありますが、あれの送信と受信は同時ではありません。複数のアンテナを使い最も良い信号を選択したり、各アンテナで拾った信号を合成する仕組みです。

…送信用のアンテナは複数あるので「ダイバシティアンテナ」と言えなくもないのか?⇒ダイバシティは主に受信用のものだそうです。

スタンフォード大で「全二重無線」が開発される - スラッシュドット・ジャパン
Full-Duplex Wireless Design
「Stanford gurus enable two-way radio communications. Over.」 -- Engadget
初歩の電波 [無線と電波について] 4-16) 無線通信方式
全二重通信と半二重通信
ダイバシティ - Wikipedia

コメント

かすぱ [2011年02月22日(火) 01時14分30秒]
送信アンテナから適度な距離を取って干渉させるんだよな。位相的には良いかもですけど距離が違うと到達する時間も異なるので微妙に波形が違う気がする。

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