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【フリーソフト】動画の手ブレ補正を考える【VirtualDub + Deshaker】

Xactiで撮った車載動画の振動がひどいんだ。たぶんマウントの方法が悪いのだが、
いまあるファイルを見られるものにするにはぶれを直す必要がある。
業界用語では「スタビライズ」と言うらしい。
フリーでこれを行うなら「VirtualDub」のプラグイン「Deshaker」を使う方法があるらしい。

まず動画を入力できる形式に整える必要がある。
DivXのAVI形式が使えるみたいなので、
「FreeVideoConverter」でh.264のMPEG4形式からAVIに変換した。
あとは動画のメニューからフィルターの設定を開いて「Deshaker」を使えるようにする。

「Deshaker」は2passの処理が必要みたいです。
1passのタブで設定して一度フィルタのプレビューが必要です。
ちょっと時間がかかりますけど、1フレームごとに動画を解析して
画面がどのように動いたかをまとめているようです。
その結果を元に2pass目で保存します。1pass⇒2passと連続して実行できると良いのだけれど…。
まだ手作業です。バッチ処理する機能もあるみたいですし、なんとかなりませんかねー。

pass2の設定で、前30フレームをもとに画面を切り出す設定なのですが、
そうすると最初と最後の合計60フレーム分が何も無い状態になります。
この効果を設定しないとカメラが移動した分だけ画面が欠けてしまうのですよ。
欠けた動画もちょっと面白かったりしますけど実用的ではありませんね。

画面が30フレーム遅れて作られるので、音声がその分だけ遅れてしまいます。
音声のインタリーブという設定で遅れる時間を調節します。

圧縮の設定は「ffdshow」コーデックにおまかせです。
wmv9とかdivxとか色々な形式が選択可能です。

一応、スタビライズは行われぶれていた映像が改善されます。
しかし手順にエンコード/デコードが混じるので劣化してしまうのですよ。
非圧縮のコーデックを使うとか、作業用にめいいっぱいHDD容量を用意するしか…。
これが「After Effects」なら「トラッカー制御」でまとめて処理できるのですよ。
「Mercalli」というプラグインがあればフィルターとして編集の合間に入れられるとか。

■手ブレ補正 無し

■手ブレ補正 済み


フリーソフトで動画の手ぶれ補正する - ボクはママチャリSOS
A GUIDE TO USING DESHAKER(英語ページ)
Deshaker - video stabilizer(英語ページ)
HONDA DREAM50 揺れる想い (手ブレ補正ソフトの紹介編)

コメント

かすぱ [2009年10月15日(木) 10時25分]
手ぶれを直した後で別の編集ソフトに持っていくなら、出力形式は「Huffyuv」などの可逆圧縮なコーデックを使用すると良いかも。「ffdshow」のエンコーダーは色々な設定が使えるけど最適というわけではないそうです。とりあえず保存するなら楽で良いのだけれど。
ブログに乗せられる[MPEG4 h.264]への変換は「つんでれんこ」にお任せしました。